悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!



「ふわふわ、ふわふわ。……いた」



ふわふわがいた。



ソファーの上でしっぽをぱたぱたふるふわふわ。



「散歩に行く時間だぞ、ふわふわ」



父親がそう言うと、ふわふわは元気よく……ちんちんをした。



「……おぉ、ふわふわ!よくちんちん出来るようになったな!」



父親がそう言うと、ふわふわは元気よく父親によってくる。



ここで、違和感が生まれる。



「ちんちんしてごらん」



父親が言った。



するとふわふわは元気よくやってくる。



もしやっと父親は思い、今度は



「ふわふわ」



と名前を呼んでみた。



ふわふわは前足をあげ、ちんちんをする。



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