悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!

出撃




ラムはその後、おばあちゃんのためにお弁当を作り、いろいろと支度をしていた。



兄はその様子を、冷たい水を飲みながら見ていた。



「……あちぃぃ……」



兄はだらけている。



さっきまでだらけていたラムは、今は機械のように動きまわっている。



「……あちぃぃ……」



兄はだらけている。



そんな兄にラムは、



「死ね」



の、一言を言い残し、もう一度パンチを、今度は腹にくらわせた。



「ラムのち○ちんが大変なの!お兄ちゃんは黙って車の準備して!!」



「……ら、ら……む、……女の子なら……もっと発……言を……」



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