悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!



「おばあちゃん!?いないのぉ?」



再びラムがおばあちゃんを呼ぶ。



「ばぁばなら裏山にちんちんを探しにいっとるよ」



すかさず、おじいちゃんが答えます。



しかし、やはり名前が名前、「ちんちんを探しにいっとるよ」なんて答えられても違和感がある。



ラムはおじいちゃんの声に反応して、目線だけをその老人に向けた。



しかし、それだけだった。



すぐに兄の方を向き、



「おばあちゃんお留守みたいね」



と、おじいちゃんをスルーしたのだ。



「相変わらず手厳しいのぉ」



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