悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!
「あ、あの、ラムさんのお兄さんの事なんです……」
ラムは、はっとしました。お兄ちゃん、この子になにか悪いことしたのかな。
ラムはそう考え、イライラした感情がこみあげてきます。
帰ったら、どんなお仕置きを使用かな。
でも、次の瞬間、ラムのそんな考えは音をたてて崩れ落ちたのです。
ゆいちゃんの意外な一言によって。
「あ、あの、……わ、私……私ですね……」
もじもじと顔を赤らめるゆいちゃん。
「……七瀬先輩が好きなんです!!」