悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!



来た!



俺は息をひそめ、タイミングを見計らった。
まだカーテンを締め切ったこの部屋、入ってすぐはラムも俺を見つけられまい。



ドアがほんの少し開いた。俺はその隙間を狙い、銃をかまえた。



カシャッ!



突然、俺の目の前が真っ白になった。



「うわ!」



思わず出してしまった声。すかさず俺のいるところがばれ、弾(玉)が飛んでくる。



俺は反射的にしゃがんでベッドに隠れた。



目が全く見えない!
やられた、フラッシュだ!


俺はとにかく、ベッドから銃だけを出し、銃声の聞こえる方へ弾をうちこんだ。



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