悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!



「あ、あの、そ、その〜……」



もじもじするゆいちゃん。いったいどうしたんだ?



すると、ラムが後ろから割り込むように話してきた。



「ゆいちゃんがね、お兄ちゃんとメールしたいって言ってるの。ほら、ゆいちゃん」



ラムにうながされ、ゆいちゃんはうなずいた後、俺にまた一歩歩み寄った。



「あ、あの、……七瀬先輩のことを、入学した時から見てました!よかったら、私とメールしてもらえませんか!!」



「はぁ……、そうなの」



なんか、メールアドレス聞かれた。
なんとなくあまりに急な展開。



しかし俺は、



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