悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!



「俺、自分の携帯のアドレス、知らないんだよね」



そう、俺は自分の携帯アドレスはもちろん、電話番号も知らない。



「で、電話番号もですか?」



「うん」



「と、登録とか……」



「してない」



辺りが静まり返った。



ラムが俺以外に見られないように、物凄くおっかない顔をしている。



俺、なんか悪いことしたか?




キーン、コーン、カーン、コーン




授業開始のカネがなった。


「あ、授業始まるから、皆またね!」



俺は教室に戻った。
あとはラムがうまくやってくれるだろう。



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