悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!
「……待てよ」
ラムの胸ぐらをつかんだ大きな手に、負けじと力強い手がおおいかぶさります。
やっと来たの?お兄ちゃんのば……か………。
ラムはどきっとしました。
だってだって……、
その時のお兄ちゃんの顔は、なんと言うか……、きりっとして……たくましくて……、
「俺の妹と妹の親友に、手を出さないどいてくれないか?」
なんかちょっぴり、……格好よかった。(照
!?
なんて事を、考えて!
ラムのばか!!
「あんたがこの子の兄貴か?」
不良が言いました。
「確かに妹が悪かった。だが、妹の親友にまで手を出すことは黙って見てられねぇ」
……。