悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!



そしてみみえ先生は、カーテンで見えないところへ行ってしまった。



俺はみみえ先生の姿が完全に視界から消えたことを確認し、再び保健室のベッドにもふっと倒れこんだ。



それにしても、なんであんなにラムは怒ってたんだ?



ふと、そんな考えが頭をよぎった。



それにラブラブ作戦?
何をしようとしてたんだ?


俺はわからない。
ラムの考えていることがまったくわからない。



俺は考えるのをやめ、まくらに顔をうずめた。



「ほぉら、ゆいちゃん、気が付いたわよ」



みみえ先生の声が聞こえた。



< 59 / 156 >

この作品をシェア

pagetop