悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!
「あぁ、うるさい!うるさぁぁい!!」
そう叫ぶと、お兄ちゃんはいつものように私の目の前に、程よく焼け溶けたチーズの乗る食パンを置きます。
「お兄ちゃんが得意な料理はこれしかないの?」
ラムはさぞかし残念そうな顔をします。
するとお兄ちゃんは、
「なめやがって!今に見てろよ、クソガキが!」
っと、決って言うのです。ラムも決ってそのあとに、
「いつになったら見せてくれるの、お兄ちゃん」
っと、嫌味を言うの。
お兄ちゃんはそれだけで無口になるのです。
お兄ちゃんは面白い、見てて飽きない水槽の中のえびみたい。