悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!



しばらくして、俺のベッドのまわりをおおっていたカーテンがシャーっと開いた。



「ゆ、ゆいちゃん!?」



俺は驚いた。
そこに居たのはラムの友達のゆいちゃん。



「ゆいちゃん、どうしてここへ?」



「あ、あの、先輩!先ほどはありがとうございました!」



「え?さ、先ほど?」



「不良さんたちから助けていただいて!」



「あぁ!あれか!あれはラムが」「いいえ!七瀬先輩のおかげです!ありがとうございました!!」



「え、そ、そうか?照れるねぇ(照)」



「そ、それで、せせせ、先輩に渡したいものが!!」


「え、俺に?」



「は、はい!助けてもらったお礼というわけではないんですが、え、ええ、映画のチケットが、ああ、あったので!」



< 60 / 156 >

この作品をシェア

pagetop