悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!
「やっくん、なかなかやりますねぇ!」
なんとも嫌味ったらしい笑顔なみみえ先生。
「なんのことだよ?」
俺は多少荒く言い返した。
だが、みみえ先生は俺の態度にもなんのその、またわけのわからないことを言い始める。
「またまたぁ、わかってるくせにぃ。ゆいちゃんはやっくんに何を言いたいのかなぁ?」
「知らん、そんなこと!言いたいことがあるのに、なんで言わないんだ、ゆいちゃんは?まったく」
びしっ!!
頭に激痛がはしった。
みみえ先生が思いっきり頭をひっぱたいたのだ。
「ほっんと、ラムちゃんの言うとおり、出来ないお兄ちゃんね」
「はぁ?」
俺はなんの事やら。
そのまま目をつむり頭の痛みを忘れるため、眠ろうと思った。