悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!



「やっくん、なかなかやりますねぇ!」



なんとも嫌味ったらしい笑顔なみみえ先生。



「なんのことだよ?」



俺は多少荒く言い返した。


だが、みみえ先生は俺の態度にもなんのその、またわけのわからないことを言い始める。



「またまたぁ、わかってるくせにぃ。ゆいちゃんはやっくんに何を言いたいのかなぁ?」



「知らん、そんなこと!言いたいことがあるのに、なんで言わないんだ、ゆいちゃんは?まったく」



びしっ!!



頭に激痛がはしった。



みみえ先生が思いっきり頭をひっぱたいたのだ。



「ほっんと、ラムちゃんの言うとおり、出来ないお兄ちゃんね」



「はぁ?」



俺はなんの事やら。
そのまま目をつむり頭の痛みを忘れるため、眠ろうと思った。



< 64 / 156 >

この作品をシェア

pagetop