悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!



買い物に出かけていないお兄ちゃんの部屋のドアを、ラムはおもいっきり蹴りとばしました。



まったく、お兄ちゃんのばか!



ラムはイライラしながら台所に行きます。



冷蔵庫をあけてマヨネーズを取出し、おもいっきりちゅぅちゅぅします。



ほどよい酸味が口のなかに広がり、ラムの心が静まっていきます。



「……はぁ」



大きなため息を一つ。




ラムはもうぐったりです。


「……はぁ、お昼ご飯作らなくちゃ」



ラムは疲れた体をゆっくりと動かし、お昼ご飯の準備にとりかかります。



< 86 / 156 >

この作品をシェア

pagetop