last Wish〜最期の願い〜
時刻は8時45分。
約束は9時。
少し早く
来すぎちゃったかな?
拓はまだ来ていなかった
8時54分。
私は今日の事
ばかり考えてた。
…手繋げるかな
…抱きしめてもらえるかな
…キス…出来るかな?
イヤだ、何だか私、
すっごく変態みたい。
8時58分。
向こうから
足音が聞こえてきた。
「あみーッ!」
拓の声だ。
「ごめんな、遅れて…」
息を切らせながら
申し訳なさそうな顔で
必死で謝ってくれる。
やばい、何か…
可愛いかも。
「…すごーい待ったぁ。」
少し意地悪な
口調で言ってみる。
「拓、記念日なのに遅すぎだよ〜」
口を尖らせて、
拓から目をそらす。
「ゎ、ごめん…」
餌を待つ小動物のように
悲しそうな顔が
たまらなく可愛くて
胸がドキドキする。
「嘘だよ拓ッ♪」
可愛い拓の頭を撫でた。
「9時には間に合ってるから、全然怒ってないッ」
私は自分の胸に
拓の顔を抱き寄せた。
約束は9時。
少し早く
来すぎちゃったかな?
拓はまだ来ていなかった
8時54分。
私は今日の事
ばかり考えてた。
…手繋げるかな
…抱きしめてもらえるかな
…キス…出来るかな?
イヤだ、何だか私、
すっごく変態みたい。
8時58分。
向こうから
足音が聞こえてきた。
「あみーッ!」
拓の声だ。
「ごめんな、遅れて…」
息を切らせながら
申し訳なさそうな顔で
必死で謝ってくれる。
やばい、何か…
可愛いかも。
「…すごーい待ったぁ。」
少し意地悪な
口調で言ってみる。
「拓、記念日なのに遅すぎだよ〜」
口を尖らせて、
拓から目をそらす。
「ゎ、ごめん…」
餌を待つ小動物のように
悲しそうな顔が
たまらなく可愛くて
胸がドキドキする。
「嘘だよ拓ッ♪」
可愛い拓の頭を撫でた。
「9時には間に合ってるから、全然怒ってないッ」
私は自分の胸に
拓の顔を抱き寄せた。