奥手!?な彼氏
第1話
「いっつも送ってくれてありがとね」
『ん…いや良いよ』
「…キスして」
『…』
私の言葉を合図に
遊馬の端正な顔が近付いてくる
身長差はかなりあり
私からするのは辛い
だから、キスして欲しい時は私からお願いする
…チュッ
触れるだけの
優しいキス
体の芯まで溶けてしまいそうになる
『…じゃあ、また明日』
顔を真っ赤にした私を残して
遊馬は家路につく