奥手!?な彼氏
―――――――
ピピピピピピ
けたたましい目覚ましの音が部屋に響き渡る
「…う…うるさ…」
バシッと勢いよく目覚ましを止め
しぶしぶベットから出る
「さむっ」
私は身震いをしてカーテンを開けた
外はうっすらと雪が積もり
冬だと言う事を実感させた
「…もうすぐでクリスマスかぁ」
小さくため息を吐いて
ハンガーにかけていた制服を着た
「いってきまーす」
『気をつけて行きなさいよー』
お母さんの声を背に外に出た
吐く息が白い
自分家の門(と言っても立派じゃないけど…)を潜ると
愛しい人が鼻先を赤くして待っていた