あたしのご近所さん。
「うん。来てな」


和樹くんは野菜をお皿に入れてあたしに差し出した。

「はい」

なんかノリっぽいから冗談かも。流していいのかな?

あたしはそれを受け取り、机に置いていく。

鍋の用意も出来たし
おつまみも作ったし
完成!

さてと、怖いDVDは終わったかな…


『きゃあああ』


ブラウン管からは悲痛な叫び声が聞こえてくる。


まだ終わってないじゃん…

泣きそうだし。
てか丁度怖いとこだし。
こたつに戻れない。

「光輝、俺タバコきれたからコンビニ買いに行ってくるな。佐藤も行く?」

和樹くんタバコ吸ってたんだ。

本当に大人だな。さりげなく、あたしを誘ってくれて…

いや、ただ単にあたしも行くかなぁと思って声をかけたのかもしれない。

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