あたしのご近所さん。
「そっか」

しばらくの沈黙が流れて、なんだか話しにくい。

和樹くんは猫の話以外あまり共通点がないな…

「あ。今度、今日のお礼したいんだけどさ」

今日のお礼…
頑張って朝からの記憶を思い出す。

うーんと…えーと…

あ、そうだ!
朝のホームで紅茶あげてそれで…



「明日」


和樹くんはいきなり立ち止まった。

あたしはびっくりして少し後ろにいる和樹くんを

振り返る。


「明日?」

意味がわからなかったのでもう一度聞いてみた。

「明日…光輝の誕プレ一緒に買いに行ってくれん?なんかおごるからさ」

ニコッて笑ってまた歩き出した。

なぁんだ。一瞬デートに誘われるかと思っちゃった。
勘違いして恥ずかしい…//
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