あたしのご近所さん。
「うん」


美雪ちんは皿を置くと俺の隣に座った。


なんとなく話題もなく静まる部屋。
でもいつものことだしあまりなにも思わなかった。


「ねえ悠太」





そんな沈黙の中、口を開いたのは美雪ちんだった。




「ん?」




俺は小さく返事する。美雪ちんは少しもじもじしながら続けた。





「相談なんだけど…聞いてくれる?」




相談?なんだろう。いつも支えてもらっているから俺も支えてあげたい。
相談なんかいくらでも聞くよ。


「うん。どうしたの?」

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