あたしのご近所さん。
「いいよ。夕飯の残りだけど…そっちで作るね」


あたしはそう言うとすぐに部屋に戻り、必要なものを紙袋に入れる。


悠太、かわいかったな。あたしより5つも上のくせに。

ニヤニヤしながら玄関を出た。

……和樹くんもあたしみたいに喜んだり悲しんだりしたのかな。

傷ついたよね。
あたし気づかなくて……最低だ。


和樹くん…友達のままでいれるよね…?

そんなことを考えながら、悠太の家の前に着いた。


少し和樹くんのことを思い出して憂鬱だったけど

悠太には関係ない。

あたしは勢いよくインターホンを押した。


ピンポーン♪



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