あたしのご近所さん。
ドアが開き、玄関にはまだスーツを着てる悠太がいた。

「おじゃましまぁす」

元気なフリをして部屋にあがる。ここに入るのは二回目くらいかな。

やっぱり何回来ても慣れない。


「あたし作ってるから。悠太座ってて」


なんて彼女みたいなこと言ってみたかったんだ。


エプロンをササッとつけ、台所にたった。

メニューはオムライス。すぐに作れた。


「できたよー」


ほかほかと湯気のたっているオムライスを悠太の目の前に置いた。


「超うまそう!」

悠太は嬉しそうに目を輝かせオムライスを見つめた。


「そう?遠慮なく食べてね」

そんなに褒められたら照れるなあ。


「いただきます!」


悠太は手をあわせ、スプーンをオムライスに突き刺した。


そして一口食べた。
悠太は目を見開き口に手を当てた。

も…もしかしてまずかった…??

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