あたしのご近所さん。
悠太の声が聞こえて、あたしは食器を流し台に置いた。

………………悠太に相談してみようかな…………


いつもあたしを助けてくれていつも迷惑かけまくりなんだけど


だけど今回も悠太に手を貸してほしいの。


あたし一人じゃ決められなくて…


あたしは悠太の横に座り、話を切り出した。


「ねえ悠太」


「ん?」


悠太は軽く返事した。なんだか胸から気持ちあふれそう…


「相談なんだけど…聞いてくれる?」

麻耶に聞けばよかったのかもしれない。でもあたしは正直、悠太の好きな人も気になったんだ。


……相談してもいいよね?大丈夫だよね?


「うん。どうしたの?」


悠太は優しい声であたしを包み込む。
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