あたしのご近所さん。
「なんで悠太さんとそんなに仲がいいのぉ?あたしも仲良くなりたい」


ほっぺをふくらまして怒る麻耶。


「なんでって…あたしと同じアパートだし…

てか、また豆乳飲んでんの?」


麻耶は豆乳のパックをぐしゃっとつぶして

ゴミ箱に捨てた。


「必要なのよ」


必要って…なにが?
時々麻耶の言葉がわからなくなる。


「ふーん。
あ、お昼どうする?学食にする?」

「いや、あたしお昼サラダだけにする」


「なんで?」


「必要なの」


またこの子は…意味わかんないこと言って。

「あっそ。でもあたしはお腹すいたから食べるよ」


ぷいっとそっぽを向いて学食へと向かった。


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