あたしのご近所さん。
「あたしね……」







最近あったことを全て話した。和樹くんのこと、悠太のこと、人を傷つけてしまったこと。




「そっかあ…」



麻耶は静かに返事した。穏やかな声であたしの全てを分かってくれたような気がした。


「うん…」


瞼を閉じれば悠太の笑う顔が浮かんだ。

もうみれなくなるかもしれないな…。

悠太の笑った顔
怒った顔
照れた顔
美雪ちんって嬉しそうに呼んでくれる顔…

悠太を思って泣くことも
悠太を思って笑うことも
出来なくなるのかな…


全部終わりなのかな…
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