あたしのご近所さん。
「おぉ、カラオケいいな。……美雪、行く?」

「行くよな!佐藤?」






あくまでも光輝はあたしを気遣ってくれていて

和樹くんは空元気にふるまってくれている。



ごめんなさい。
やっぱり、あたしは意思が弱いのかもしれない。

はっきりさせるつもりだったのに

あたしはカラオケに行くことにした。


だって光輝も麻耶にも気まずい思いをさせたくない。

あたしの問題なのに、グループの雰囲気を壊したくない。

和樹くんとは
これからも友達でいてもらおう。

それが一番いい。
あたしは一番そうしたい。
< 187 / 228 >

この作品をシェア

pagetop