あたしのご近所さん。
「ゆ…悠太?」






思わず悠太の顔を覗きこむ。熱があるのかと思い、おでこに手をくっつけてみる。



けれど悠太のおでこはひんやりとしていて熱はなかった。




「美雪ちん………」





悠太は寝息をたてて、すやすやと眠っていた。寝言を呟いて、寝返りを打った。



「なんだぁ…。びっくりした」




心配して損した。あたしは悠太の顔をペチッと軽く叩く。…仕事で疲れてたんだね。




「お疲れ様」





フフッと笑って悠太の髪の毛を撫でた。悠太は無意識なのか撫でてたあたしの手を握って微笑んだ。
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