あたしのご近所さん。
「いいよ!別に。1人だって気楽だし」


あたしは言いながら「そんなことないけど」と心の中で思う。


「あー、でも席ないからここで食わしてもらってい?1人で気楽なのにごめんな!」


またバカにして!


「どーぞ!勝手に食べたら?」

あたしは座って、箸を動かしはじめる。

お腹が減ってたから余計に箸が動く。


「友達は?」


ちらっと光輝のほうをみる。一瞬目があって、光輝は目をそらす。


「うん、あとちょっとでくる。和希ってやつなんだ。結構おもしろいやつだよ」


すこし後ろの方を見て、手を振った。

相手はこちらに気づいたのか、だんだん近づいてくる。
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