あたしのご近所さん。
悠太はお茶を机に置いた。コトンと小さく音が鳴る。

「あたしも!…ケーキ買ったんだ」


うつむきながらケーキを差し出す。あたしの一番悪いところはきっとここだと思う。ちゃんと人の目を見て話せないとこ。


「え。まじで?ありがとう」


ちょっとびっくりしたような悠太の声が嬉しかった。

「悠太こそ。鶏肉ありがとね」


ようやくいつものように悠太に話せた。顔も見ることが出来た。彼氏って出来たことないからわかんないよー!!


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