あたしのご近所さん。
「じゃあいらないんだ。ねーっ」

猫を抱っこして楽しそうに笑う。

悠太がこんなに猫好きとは知らなかった。

へー…
あたしより猫好きかも…


「とりあえず、悠太の猫だけ買お」

「じゃー…やっぱり三毛猫?」

と言ってミケより少し小さめの三毛猫を指した。

「美雪ちんとおそろ♪」

おそろって…猫をおそろいにしてどおすんの?

「じゃあその子にしたら?」

「うん♪名前どうしよ?あ、すいません」


店員さんは女の人だ。そしてやっぱり見とれてる。
悠太はそんなこと全く気づいてないけど。

「は、はい?なんでしょう?」

「この子欲しいんですけど…」

どうしてこんなかっこいいんだろ?

悠太のバカー…

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