あたしのご近所さん。
★嫉妬side.yuuta
ペロペロ…
ん?
誰かに舐められて…
くすぐったい。
「にゃぁぁあ」
ユリが大きな鳴き声で俺を起こしてくれた。
「おはよう、ユリ」
ユリを撫でて、俺は起き上がった。
「あれ…?」
部屋はぐちゃぐちゃだ。なんで…
あ、そうか。
昨日美雪ちんが来て…
パーティーしたんだっけ。
「はぁー…」
深いため息をつきながら、ユリとミュウのエサを用意する。
「美雪ちん…起きてるかな?」
頭は美雪ちんばっかりで。
昨日の車の中
美雪ちんに触れた感触が忘れられない。
いい雰囲気だったのに。
信号が青にならなかったらなぁ。