あたしのご近所さん。
「ここの回答間違ってますよ」

丸付けしているところの回答が間違っていた。
松下先生はトントンとそこを叩く。

「あ!本当ですね!ありがとうございます」

ニコッと笑って頷いた。松下先生は先輩だけどすごく優しい。

俺の憧れの先生と言っても過言ではない。

「ユリちゃんの人形気に入ってもらえたかな?」

「はい!かわいくて飾っちゃいましたよ」

「それはよかった。俺の家は猫が飼えないもんでね。またユリちゃんを見にいってもいいかな?」

「はい!是非来てください」

俺はスマイル全開で答える。

松下先生好きだけど!
今は早く仕事させて下さい!

「じゃあ」

と言うと俺の机から離れていった。

よかった…。
さ!仕事!仕事!
< 51 / 228 >

この作品をシェア

pagetop