あたしのご近所さん。
「え?なんて?」

顔がどんどん赤くなっていくのがわかった。
だけど恥ずかしくて聞こえないフリをした。

「え?…いや、なんもない」

悠太も照れてか、それ以上はなにも言わなかった。


とりあえずは仲直りできた。

よかった。


「じゃあ遅いし、もう寝るわ。おやすみ」


「う、うん。おやすみ」


バタン


ドアの閉まる音が響いた。あたしはミケを抱き上げて、ぎゅっとだきしめる。


「心臓止まるかと思った…」

本当にドキドキしすぎて息が止まりそうだった。


悠太の匂い。悠太に抱きしめられた感触。

全てにドキドキして…

まだドキドキが止まらない。

悠太の顔。仕草。美雪ちんって呼ぶ声。

全部…大好き。
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