あたしのご近所さん。
悠太は同情して

「そっか…最低だな。そいつ」


と険しい表情。

麻耶の男関係はいつもこう。付き合って、すぐにエッチして、捨てられる。

同情なんかすることないのに。


でも悠太は優しくて、麻耶の背中を撫でて慰めている。


「またいい男が現れるって。な!」


と言って笑った。


「そうよ。もう泣きやみなよ」


麻耶はまだ少しないて、悠太によりかかっている。

あー!待って!そんなに近づかないで!

って言いたいのに言えない。

あたしが彼女だったら言えるのになあ。


「あたし…悠太さんとだったら幸せになれそう」

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