あたしのご近所さん。

｢あたしみたいって…？｣

悠太は無邪気な顔で笑って

｢美雪って美しい雪って書くんでしょ？まさに今の光景じゃん｣



なるほど。
自分でも気がつかなかった。



｢そうだね｣

とあたしは悠太に笑いかけた。悠太は｢でも｣と付け加えて



｢美雪ちんも綺麗だけどね？｣



っていつものかわいい笑顔で言った。


あっ…あたしが綺麗？
そそそんな訳がない…っ
てかなんか照れる…




｢そんなことないよ…っ｣



あたしは恥ずかしくて
せっかくの銀世界も見ずに

うつむく。