あたしのご近所さん。
「あはは、照れてる」




悠太はおもしろがってケラケラ笑う。

冗談なの?
本気なの?

悠太の気持ちが見えない……。

冗談に決まってるよね。
だって……

綺麗じゃないしね。



「うっさい!早く仕事行けば?」

あたしは恥ずかしすぎてそっぽを向く。

顔はものすごく熱い。
燃えそう。


「はいはい。行きますよーだ。…でも雪降ってるから車で行けないなー」


悠太ははぁ、とため息をついた。

事故ったら大変だもんねぇ…。

「電車で行かなくちゃなぁ…」

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