あたしのご近所さん。
「………ごめ…」


言い終わる前に走ってた。俺は生徒の本気の気持ちも受け止めれずになにしてんだろ…

真剣な有田の気持ちにちゃんと答えれなかった。
逃げてしまった。



最低だ……




俺はどうすればよかった?有田は大切な生徒だ。だけど恋愛の好きじゃない。でも下手に傷つけるのもかわいそうだし…




「どうすりゃいいんだよ……」




口に手を当てる。

唇に感触がまだ残っていて俺はハァとため息をついた。



とぼとぼと職員室にもどる。イスに座って仕事をするが手につかない。


どうすれば傷つけないで返事が出来るだろう…

そればかり考えていた。
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