あたしのご近所さん。
「じゃあ数えるね」
「いーち…」


少女は頑張って走り出す。

「にーい……」






「きゃああああ」


「おいこら、叫ぶ場面違うだろ」


光輝にぽかっと頭を叩かれた。もうすでに怖いんだもん…


「佐藤のせいで心臓ドキドキしてるわ」

和樹くんは半笑いであたしの頭を叩く。

「痛い!ポカポカ叩かないでよ」

あたしは光輝に反撃する。和樹くんはあたしたちを「まぁまぁ」と言ってなだめる。

麻耶は…寝ていた。
そんでもって爆睡。

あたしはいつも殴りたくなる感情を抑えるのに大変。
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