日だまりの中で
さっきの出来事を 余程 相談しようか迷ったが 止めた

これで 終わったんだったら 騒ぎを大きくしたくない
そんな 甘い考えで私は保健室を出た

教室に向かう途中 さっきの2年の先輩達が 待ち伏せしていた

「何で保健室から 出てきたんだよ
チクりに行ってたんだろ」

そう 言うと二人の先輩が 私の両側で腕を抱きつくように固定し
私はそのままサッカー部の部室に連れ込まれた
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