日だまりの中で
「保健室の先コーにチクったんだよね」

私を 蹴った先輩は有無も言わせず そう決めつけ 私の頬を叩いた

私は 何も喋らなかったと伝えても 興奮している先輩は聞く耳を持たなかった

頭を壁に叩きつけられ 頬を叩かれお腹を蹴られ 私は立っていられない程

倒れた私を 今度は二人の先輩も加わり まるで サッカーボールを蹴るように 三人から蹴られ続けた
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