日だまりの中で
何の目的も無いまま フラフラと街の中を 歩いていた

そう ただ歩いていた

虚ろな眼差しで 前を見ると 一人の男性が立っていた

監視するかのように鋭い視線は 私を凝視していた

視線を反らし 目が合わないように 横を通り抜けるつもりだった
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