日だまりの中で
不思議と拓海のそばで飲んだスープは もどすことはなかった

そして また眠った

次の日の朝も 拓海はそっと食事を運んでくれた

拓海が そばにいてくれるだけで 今までは喉を通らなかった食事も
少しだけだったが食べられるようになった

「学校行かなくちゃいけないけど 直ぐに帰るから 待ってて
ここから 出たらダメだよ」

そう 言い残し拓海は学校へ行った
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表紙・目次

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