空色パステル
カーテンの隙間から差し込む光が眩しい。
起き上がると、お腹の下あたりに違和感を感じた。
腰も地味に……。
「…あ、朝だ……」
隣ですやすやと可愛い寝顔で眠るのは
あたしの愛しい人。
彫りの深い顔立ち。
長い睫毛。
そして何より…可愛すぎる寝顔。
寝顔が可愛すぎて頬をつんつんしてみた。
「ん……ん?…朝??」
やばっ…起こしたかも…!
少しずつ拓弥の瞳が開く。
「おはよ、拓弥?」
「…はよ……美緩、もう一回…」
?!
この狼は……
朝からもう一回だなんて…
「だーめっ^^」
「やだ」
さっきまで寝ていたはずの拓弥が
いつの間にかあたしに抱きついていた。
「ちょ……//」
静かに押し倒される。
「…美緩は俺のもんだ」
朝から何考えてんだか……
朝一番の甘い時間に酔いしれたあたしたち。
とは言え、拓弥の要望にやだと言えなかっただけなんだけど……。
まあ、それはさておき。
朝から甘い時間を過ごしてしまったせいで、
今日の拓弥のテンションは上の最上級だった。
そしてあたしは、朝からするのはもうしないと誓ったのだった。笑