空色パステル


カーテンの隙間から差し込む光が眩しい。


起き上がると、お腹の下あたりに違和感を感じた。

腰も地味に……。





「…あ、朝だ……」

隣ですやすやと可愛い寝顔で眠るのは
あたしの愛しい人。



彫りの深い顔立ち。

長い睫毛。

そして何より…可愛すぎる寝顔。




寝顔が可愛すぎて頬をつんつんしてみた。




「ん……ん?…朝??」


やばっ…起こしたかも…!





少しずつ拓弥の瞳が開く。




「おはよ、拓弥?」

「…はよ……美緩、もう一回…」



?!


この狼は……
朝からもう一回だなんて…





「だーめっ^^」

「やだ」



さっきまで寝ていたはずの拓弥が
いつの間にかあたしに抱きついていた。




「ちょ……//」



静かに押し倒される。




「…美緩は俺のもんだ」






朝から何考えてんだか……




朝一番の甘い時間に酔いしれたあたしたち。



とは言え、拓弥の要望にやだと言えなかっただけなんだけど……。



まあ、それはさておき。




朝から甘い時間を過ごしてしまったせいで、
今日の拓弥のテンションは上の最上級だった。



そしてあたしは、朝からするのはもうしないと誓ったのだった。笑









< 122 / 129 >

この作品をシェア

pagetop