空色パステル
えっ…
いきなり??
いきなりの里織の質問に一瞬言葉を失う。
遼の笑顔が浮かぶ。
違うよ…
好きだけど…
言えない。
まだ自分自身がわかんないから…。
「ん~…わかんない」
「そっかあ~☆」
「そいえば里織告るんだよね?」
「うん☆」
すごい勇気あるなぁ…
里織を尊敬の眼差しで見つめると顔を真っ赤にして慌て出す。
「なになになに~?顔真っ赤だぞ♪」
「や…恥ずかしいもん…」
「里織、かわい~☆」
少しからかう。
照れる里織が可愛くてつい、いじめてみる。
あたし、Sだなあ…
「ふふふ♪ありがとう!でも美緩の方が可愛いし☆」
―…可愛い?!
なんですとー!!!???
「え…ないべ~。キモくて困ってるんだけどおっ!」
里織と話してると楽しい。
里織と話してる時のあたしは常に笑顔。
里織もあたしの親友の1人。
2人でくだらない話をして爆笑しながら帰る。
この時間が一番楽しい気がする。
今日…
あたし達の後ろには遼もいる。
あたしのテンションはMAXに到達した。