空色パステル
ご飯を食べ終わって少し休憩。
あたしは部屋に戻った。
携帯を開くと、ちょうど鳴り出した。
サブディスプレイには
『着信 遼』
の文字。
心臓が高鳴る。
それは止まることをしらない。
通話ボタンを押して
携帯を握りしめる。
手が震える。
どんだけドキドキしてんだ、あたし!!笑
「…―もしもし??」
緊張しすぎて声が裏返り。
『―舟本です…って
今の声どうした~?笑
可愛いなぁ…』
いきなりそれですか?!笑
もうドキドキ止まんないです。笑
「…遼のせいだよ」
『―ん?誰のせい?笑』
わざとらしく言う遼。
そんなにいじめないでください!笑
「もう言わないっ
聞こえてるくせにぃ…」
『―ごめんごめん
美緩、可愛すぎ…』
だんだん声が小さくなる遼の
弱点発見!!笑
今だ!
「何~??
聞こえなかったよ~?笑」
嘘。
ちゃんと聞こえてます、笑
『―…もう言わねー』
照れてる。
「可愛いー♪」
『―…なんか言った?』
「いいえ、何も♪」
『―…仕方ねーから
もう一回だけ言う』
「いいの?!♪やったー!!」
『―…美緩、可愛い』
そんな真面目に
言われると照れます。笑
「ありがと★」
『―美緩は?』
「うへ?!え、何がぁ??」
『―すげー焦り方…笑
さっき言ったこと♪』
「う…言わないもん!」
『―なんだよそれ~
俺ちゃんと言ったけど?』
「しーらないっ♪笑」
ごめん、嘘。
恥ずかしいから言わないっ
あたし、ビビりだから★
『まあ、いいや♪』
「遼、大好き♪」
『―ん?なに?』
「だから~…
……大好き」