桃色のケータイ

孤独

私は部屋に鍵をかけた。

『おにいさん』を拒絶するように…。


邪魔者がいなくなった所でミニメボックスを開いた。


『今暇かな^^;???ミニメできる?』


『勿論だよo(^-^)oねぇ、カズ…助けて』


『どうした?』


『じつは

ここまで打った所で二階へと続く階段を登る音がする…


二階へ行く時はほとんどあたしの部屋目的だ。


歩き方、息遣いからして母ではない。


『おにいさん』?
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