罰ゲーム
~悪夢の始まり~

純樹に告白した次の日の朝いつも通りに教室のドアを開けた

【ガラっ】

《              シーン               》

教室中のみんなが私の方を見てコソコソと喋っていた

私は恐る恐る挨拶をした

「お・・・はよ・・・うご・・・ざいま・・・す」

「・・・・・・・・・・・・。」

私・・・。無視されてる??なんで??

で・・・もこの優秀学校でいじめなんてないでしょ??きっと・・・?

私は荷物を整理していつものように梨緒のいる方へ行った

「おはよう☆★☆」

梨緒なら笑顔で答えてくれると思った

「・・・。ネーネーっ理沙と美紅~!今日、帰りにプリクラ取りに行かない??」

梨緒は無視して理沙と美紅に話しかけていた

私は梨緒以外にこのクラスで親しい子が居ない

「これから1人ぼっちだ」と私はつぶやいた

何で無視されてるのかが私には分からなかった

その時

【ガラっ】

「純樹だ。純樹が来た。どうしよう??私好きでもないのに付きあちゃったんだ」

私にはどうする事もできなかった

純樹が私に言った。

「おっはよぉ~☆どしたの??机に一人でいるなんて珍しいじゃん」

純樹が唯一、話をかけてきてくれた

「・・・。」

私は返す言葉がなかった

私は分かった。

昨日、嘘告白をして【OK】を貰ったからだ。

きっと梨緒の仕業じゃん?いやそうとしか言えない

屋上には私と純樹と梨緒の3人しかいなかったもん

このままずっと1人だった

授業も、休み時間も、部活も・・・。
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