幼なじみが恋人


放課後、部活に入ってないあたしとシュウは、
帰る方向が違う詩織に手を振り、家に向かう。


「沙紀ぃ。晩飯、何作んの?」


「ん〜何作ろうかなぁ。」


父親と二人暮らしだから、嫌でもあたしが作らないといけない。


まあ、料理するのは嫌いではないから苦ではないけど。


「オレ、沙紀の作ったモンなら何でもいいよ。」


「…別に、誘ってないし。」


ほとんど毎日、なぜかシュウは晩御飯をウチで食べる


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