幼なじみが恋人
冷蔵庫を閉めて、シュウを見ると、悪戯っぽい顔で笑って立ってる。
「ちょっとぉ」
あたしが腰に手をやって、軽く睨み付けると、シュウは肩を竦めた。
「卵、母さんが沙紀に持ってけってさ。」
見ると、シュウの手には、スーパーの袋を持っていた。
中を見ると、卵が2パック入ってた。
「ありがとう。
あ、じゃあさ、オムライスにしようか。シュウ、好きでしょ?」
「うん。でも、沙紀の方が好き。」
…もう、それはいいって。