幼なじみが恋人
あたしは洗い物をしながら二人の話を聞いている。
「秋一くんが二十歳になったら、一緒に晩酌するのがおじさんの夢なんだよ。
うちは男の子がいないからね。」
「俺も楽しみですよ。」
「どうせなら、おじさんの子になっちゃうかい?
男は18で結婚できるからあと1年。楽しみだなぁ。」
お父さんはお酒が入ってほろ酔いで上機嫌。
シュウの肩をポンポン叩いてニコニコしている。
「シュウ、気にしないでいいよ。酔っぱらいの戯言なんだから。
お父さん!シュウも困ってる……。」
「是非、そうさせて下さい。おじ…お父さん。」
ええ?お父さんって…。