幼なじみが恋人


「シュウ、朝…!?」


ドアを開けると、いつもなら寝ているはずのシュウの姿があった。


きちんと制服も着ている。


あたしと目が合うと、シュウは目をそらし、口を開く。


「もう、来ないでいい。俺、一人で起きられるから。」


シュウの声は、低く、あたしを突き放すような声だった。


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